朝乃山が2019年の夏場所で幕内優勝した際の「優勝額」の展示が、29日から富山市役所で始まりました。
除幕式には朝乃山も出席し、「早く幕内に復帰する」と意気込みを語りました。

29日朝に富山市役所で行われた除幕式。
朝乃山はおよそ400人の市民に出迎えられました。


*朝乃山
「ひと場所でも早く十両・幕内に復帰して(優勝額を)もう1枚、2枚飾れるように頑張ります」


優勝額は2019年の夏場所に朝乃山が幕内優勝した際に贈られたもので、大きさは縦3.2メートル、横2.3メートルです。
東京の両国国技館に飾られた後、今年からは朝乃山の後援会事務所に展示されていましたが、より多くの市民に見てもらいたいと、29日から富山市役所で展示されることになりました。

*朝乃山
「全勝優勝して再十両を決めてから帰りたいという気持ちがあったが、(再十両を)名古屋場所で必ず決められるように頑張りたい」
除幕式の直後、早速優勝額を写真におさめる人の姿がありました。
*市民は
「幕内に上がって早く大の里と(相撲を)とってほしい」
日本人横綱の誕生で一層盛り上がりをみせる相撲界。多くの県民が待ち望むのは、朝乃山の幕内復帰です。
*朝乃山
「隣の県から横綱が誕生したということは、自分だけでなく全力士が刺激になると思う。早く幕内に戻って対戦したいという希望があるので一場所でも早く幕内に帰りたい」
6年前に掴んだ優勝額。

その化粧まわしには、朝乃山の恩師で浦山英樹さんの名前が入っています。
その長男の浦山は今場所幕下付け出しでデビューし、勝ち越しを決めました。
*朝乃山
「支度部屋で(浦山の相撲を)見ていたが、無事に14日目で勝ち越してくれて良かったし、1枚でも2枚でも番付を上げてほしい」

県民の期待を背負い、まずは関取復帰へ再起を誓いました。
*朝乃山
「来年32歳だしだらだらしていられない年なので早く関取に返り咲きたいし幕内でもう1回戦いたい。結果を出していきたい。」