2025年のクレジットカード不正利用被害額は約510億円に達し、コンピューターで番号を大量生成して有効なカードを割り出す「クレジットマスターアタック」の被害が増えている。AIの進化で犯罪コストが下がり、金庫で保管していた未使用カードでも被害が出ているという。

全く使っていないカードが不正利用の標的に

クレジットカードを1人で複数枚持つことは、もはや一般的なスタイルだ。

取材班:
クレジットカード、何枚持っていますか?

30代:
3枚。食費用、個人用、家族用などで使い分けている。

20代:
自分は4枚。

20代:
何枚かわからないぐらい。

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一方でカードの不正利用の被害額も年々増加していて、2025年は約510億円に達している。

番組が取材したのは、全く使っていなかったカードが不正利用されたという2人の女性だ。

熊本県に住むカードが不正利用された人:
金庫に置いてあったクレジットカードから勝手に引き落とされていたということがあった。(不正利用されたカードは)ずっと金庫です。一度も何も使ったことがありません。

金庫にしまい、使っていなかったカードで起きた不正利用。その手口は、すべてのカード利用者が被害者となり得るものだった。

大阪府に住むカードが不正利用された人:
本当に全く使っていない。(カードを)封書の状態で棚に置いて保管していた。

AIの進化で“犯罪コスト”が大幅低下…こまめな明細チェックを

カード会社から説明された手口は、クレジットカードそのものからデータが抜き取られる「スキミング」などとは異なるものだった。

大阪府に住むカードが不正利用された人:
「クレジットカードの『マスターアタック』という手法で被害に遭ってしまうことが増えている」と。

熊本県に住むカードが不正利用された人:
「マスターアタック」とか、そういう言葉知らなかったので…。

「クレジットマスターアタック」の方法は、何者かがカード番号やセキュリティーコードなどの数字をコンピューターで大量に生成。その一つ一つをすべてショッピングサイトなどに自動アクセスする事で、実際に使えるカードの番号を割り出し、不正利用につなげるという。

以前からあった手口だが、手間と時間がかかるため、他の被害報告に比べ目立つものではなかった。しかし現在、弁護士事務所への被害相談も増加しているという。

橋下綜合法律事務所・溝上宏司弁護士:
コンピューターやAIの進歩・発展で、クレジットマスターアタックを行う側にとって(手口に)かける費用・投下資本を非常に安く抑えることができるので、こういった犯罪を行いやすくなっている。

被害を防ぐためにはこまめに明細をチェックし、たとえ少ない金額でも身に覚えのない利用には注意を払うことが重要だ。
(「イット!」4月24日放送より)

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