富山県内で今年度初めてのツキノワグマによる人身被害が発生しました。今月3日の午前6時頃、南砺市小院瀬見で60代の男性が山菜採りの最中にクマに襲われました。男性は左足に軽いけがを負いました。

これを受け、富山県は27日、「ツキノワグマ出没警報」を発令しました。

警報は、クマによる人身被害が山際や平野部で発生したり被害が大きい場合、それに大量出没の恐れがある場合に発令されるもので、警報の発令は今年度初めてです。
県はさらに、28日にツキノワグマ緊急対策会議を開くことにしていて、関係機関と情報共有や対策の確認を行います。

県は住宅の戸締りの徹底や生ごみを早めに処分するなどクマへの注意を呼びかけています。