イランの核開発を巡るアメリカとイランの5回目の高官協議が行われ、双方は仲介役のオマーンが提案した解決策をさらに検討していくことで合意しました。
5回目の協議は23日、アメリカのウィトコフ中東担当特使とイランのアラグチ外相が参加しオマーンが仲介する形で行われました。
協議の後、オマーン外務省は「協議は進展していて、今後、数日間で残された課題を明確にしたい」との声明を出しました。
またイランのアラグチ外相も「仲介役のオマーンから提案された様々な解決策を政府で検討する」「2回や3回の協議で解決できないが、合理的に進められている」と話しています。
アメリカはイランに対し原発など核の民生利用を認めた上でウラン濃縮施設の解体を求めているのに対し、イランはウラン濃縮技術は維持すると主張していて双方の主張には隔たりがあります。