アメリカ・ラスベガスでドーピングを容認するスポーツの国際大会の開催が発表されました。
トランプ大統領の長男も支援しています。
オーストラリア出身の実業家アーロン・デスーザ氏らは「強化された大会」を意味する「エンハンスト・ゲームズ」を2026年5月にアメリカ・ラスベガスで行うことを発表しました。
オリンピックなどでは使用が禁止されていても、違法でないことなどを条件にドーピングを容認していてトランプ大統領の長男ドナルド・トランプ・ジュニア氏も支援しているということです。
主催者・アーロン・デスーザ氏は「私たちは、最も速い人間を見ることにしか興味がありません。私たちの種族の最高峰を見たいのです」と語りました。
陸上・競泳・重量挙げを実施し、世界記録を抜くと賞金は25万ドル(約3500万円)で、陸上100メートルと競泳50メートルの自由形の賞金は100万ドル(約1億4000万円)、オリンピックのメダリストらが参加を表明しているということです。
競泳オリンピックメダリスト・ジェームズ・マグヌッセンさんは「トレーニングに戻れて世界トップクラスの人たちと再び競えることが本当に嬉しいです」と話しました。
世界アンチ・ドーピング機構はこの大会について「危険で責任感がない考えだ」と非難しています。