アメリカのトランプ大統領が南アフリカで白人が迫害されているとして示した画像のなかに、別の国で撮影されたものが含まれていることがわかりました。
トランプ大統領は21日、ホワイトハウスでの南アフリカのラマポーザ大統領との首脳会談に臨んだ際、南アフリカで白人が迫害されているなどと印刷された記事を見せながら一方的に主張しました。
こうした中、ロイター通信は22日、トランプ氏が「埋葬されているのはすべて白人農民だ」として示した記事にある画像の1つは、ロイターがコンゴ民主共和国で撮影した映像を切り取ったものだったと報じました。
この映像はコンゴ民主共和国で反政府勢力によって殺害された犠牲者の遺体が埋葬される様子を、ロイターが撮影したものだということで、トランプ政権が詳細を確認せず、画像を提示した可能性があります。