大阪・関西万博の会場で虫の「ユスリカ」が大量に発生していることを受け、アース製薬は、博覧会協会あてに、ユスリカの駆除対策製品を送ったと明かしました。
アース製薬は大阪府と「包括連携協定」を結んでいて、吉村知事は協力を要請したことを21日に明かしていました。
■アース製薬「ユスリカ駆除対策について製品を送付」
アース製薬は、「大阪・関西万博のユスリカ駆除対策につきまして、取急ぎ、弊社製品を、明日、5月23日(金)着で公益社団法人2025年日本国際博覧会協会へご提供させていただきます」と発表し、以下の製品を送ったことを明かしました。
・虫こないアース 玄関灯・外壁に 450mL
・虫こないアース あみ戸・窓ガラスに 450mL
・業務用 ハニカム防虫ファンAC
・業務用 虫ブロッククモの巣 窓・ガラス
■アース製薬「現地調査を早々に開始いたします」
またアース製薬は、「今後につきましては、ユスリカの発生源を調査するため、アース製薬及びグループ会社のアース環境サービス(総合環境衛生管理)と大阪府のご関係者様と現地調査を早々に開始いたします。その調査結果を踏まえ、具体的な対策内容を検討してまいります」とコメントしています。
■吉村知事が協力を要請したことを会見で明かす
万博会場で発生しているユスリカを巡っては、きのう=21日、大阪府の吉村知事が定例会見で、アース製薬に協力を要請したことを明かしていました。
これを受け、アース製薬はきのう=21日、以下のようなコメントを発表していました。
【アース製薬コメントより】
「弊社は、かねてより大阪府との間で『包括連携協定』を締結しており、安全・安心な社会の実現に向けた様々な取り組みにご協力させていただいております。
今回の万博会場におけるユスリカ対策につきましても、大阪府からのご要請を受け、これまで培ってきた害虫対策に関する知見や技術を活用し、協力体制について協議を進めている段階でございます。
現時点では、具体的な対策内容や実施規模、などについては、大阪府および関係機関と詳細を詰めている最中です。
弊社としましては、ご来場いただく皆様が快適に万博を楽しめるよう、また、大阪・関西万博の成功に貢献できるよう、役割をしっかりと果たしてまいります」