プレスリリース配信元：X Mile株式会社

～【物流2024年問題から1年】物流業界の働き方に関する実態調査第三弾『地方での就労・定着』、“地元に戻りたくても戻れない”ドライバーの本音と地域格差が明らかに～

ノンデスク事業者向けの人材採用システム『クロスワーク』を提供するX Mile株式会社（読み：クロスマイル、本社：東京都新宿区、代表取締役：野呂 寛之、以下『当社』）は、物流業界の働き方に関する実態調査「クロスワークしごと白書2025」の第三弾として、『地方での就労・定着』に関する独自調査を実施しました。本調査の中から、「中部地方」の物流業界の現状に着目したところ、地元から離れて働く人材や未経験者向けの支援の実態、さらに女性の地元離れへの課題意識の現状が浮き彫りになりました。なお、当社では現地拠点にて、取材をお受けすることも可能です。ご希望の方はお気軽にご連絡ください。



▼第三弾（全国版）の全文は下記よりダウンロードが可能です。
　https://x-work.jp/journal/driver-working_03

※本調査のデータ転用・引用時は必ず下記の記載をお願いいたします。
　出典：クロスワークしごと白書2025（https://x-work.jp/journal/driver-working_03）
※クロスワークは、物流・建設・製造特化の採用支援サービスです。

■中部地方の主なトピックス

１）中部、4割超が地元を離れて働く物流人材への支援"ゼロ"、未経験者支援は「資格取得支援」が全国トップ*で46.9%
・地元を離れて働く物流人材への支援、「特に何もしていない」が43.8%と全国平均 *と同水準
・トラックドライバー未経験者支援に企業の約5割が「資格取得支援制度」を導入、全国トップ。一方、「取り組みなし」は3割と全国平均をやや下回る

２）人材確保の観点：女性人口流出への課題、4割近くが「深刻な問題」と全国平均*を上回る。一方、無関心層は6.3%と全国最小*で危機意識「強」
・37.5%が「深刻な問題」と最多、一方、「特に何も感じない/わからない」の回答は全国最小の6.3%。女性の地元離れへの危機感が全国で最も高いか

３）中部地方のドライバー採用：オフライン重視とコスト意識が鮮明に、約6割が専門サイト未利用
・オフライン採用、4割が"無料・安さ"頼み、6割超は合同説明会「利用したことがない」と新たな接点への消極性のあらわれか
・オンライン採用、総合求人サイトに"集客"期待も4割が未活用 - 特化型サイト【6割超】は依然として"少数派"

*全国トップ・全国平均は当社調べ

■中部地方の調査結果詳細

１）中部の43.8%が地元を離れて働く人材への支援”ゼロ"、未経験者支援は「資格取得支援」が全国トップ*で46.9%
地元を離れて働く人材に対する支援について物流事業者に尋ねたところ、中部地方では、「特に取り組みは行っていない」と回答した割合が43.8%で、全国平均の44.9%と大きな差はないものの、わずかに低い水準に留まっています。

しかし、具体的な支援策に目を向けると、中部地方は多くの項目で全国平均よりも積極的です。特に、「交通費の補助・支給」は全国平均の23.2%に対し中部では34.4%と、11ポイント以上高くなっています。「住宅手当の支給」も全国平均の19.5%に対して中部では31.3%と12ポイント近く上回り、「家族手当」も全国平均の13.5%に対し中部では25.0%と大幅に高いです。



未経験者向け支援においては、多くの項目で全国平均を上回る結果となりました。特に「資格取得支援制度の導入」は全国平均の34.1%に対し中部では46.9%と12ポイント以上高く、「社会保険完備」も全国平均の33.5%に対し40.6%と7ポイント以上高いです。また、「有給休暇の取得促進」や「運転手当・安全運転手当の充実」も全国平均を上回っています。




さらに中部地方では、「先輩ドライバーによる丁寧な同乗研修制度」が34.4%と上位にランクインしています。これは、単なる制度導入だけでなく、未経験者が実際に安心して業務を始められるような実践的なサポートに力を入れていることを示唆しています。
２）人材確保の観点：女性人口流出への課題、4割近くが「深刻な問題」と全国平均を上回る。一方、無関心層は6.3%と全国最小で危機意識「強」
中部地方では、地方の女性人口流出に対して「深刻な問題だと感じている」と回答した企業が37.5%と、全国平均の35.1%をわずかに上回る結果となりました。




また、「地域経済の衰退につながる（28.1%）」や「将来的に地域社会の維持が難しくなる（25.0%）」といった具体的な影響への懸念も、全国平均とほぼ同水準か、やや高い傾向が見られます。一方で、中部地方では「個人の自由な選択なので尊重すべき」という回答が25.0%で上位にランクインしており、これは全国平均には見られない特徴です。この視点は、女性の選択を尊重する考えが一定数存在することを示しており、多様な価値観の中で課題解決を模索する姿勢がうかがえます。

一方、「特に何も感じない/わからない」の回答は6.3%と全国で最少値にとどまり、どのエリアよりも地元の女性離れに対する危機意識が高いことがわかります。

全体として、中部地方は女性人口流出に対して全国平均よりもやや高い危機意識を持つ一方で、個人の選択の自由も尊重する、バランスの取れた認識を持っていると言えるでしょう。
３）中部地方のドライバー採用：オフライン重視とコスト意識が鮮明に、約6割が専門サイト未利用
中部地方の事業者におけるドライバーの採用手法を見ると、オンライン・オフライン問わずコストを重視する傾向が顕著です。

オフライン採用では、ハローワーク・チラシ・紹介制度の25%が「利用していない」と回答。利用側の選定理由としては「無料で利用できる」や「費用が安い」が上位に挙がりました。ハローワークの全国平均（34.1%）と比較すると、中部ではより積極的にハローワークを活用しつつも、やはり費用対効果を重視していることがうかがえます。




一方で、合同説明会は半数以上の56.2%が「利用していない」と回答しており、積極的な活用が見られません。

オンライン採用では、総合型求人サイトを4割強が「利用していない」と回答。利用者側の選定理由の上位には「費用が安い」や「無料で利用できる」がいずれも15.6%となっており、ここでもコスト意識の高さがうかがえます。総合求人サイトを「利用していない」と回答した全国平均41.6%と比較するとほぼ同水準であり、全国的にオンライン採用の活用が進んでいない現状が中部でも見られます。




ドライバー特化型求人サイトについては、59.4％が「利用していない」と回答しており、専門サイトの活用は全国平均の60.0%と同様に低調です。利用者側の理由も「費用が安い（15.6%）」が最も高く、ターゲット層へのリーチという本来のメリットよりも費用が重視されていることが示唆されます。
一方で、自社ホームページは、約4割弱が「利用していない」ものの、利用理由としては「費用が安い（15.6%）」、「無料で利用できる（12.5%）」が上位に挙げられ、コストを抑えた情報発信ツールとしての期待が伺えます。

このデータから、中部地方のドライバー採用戦略は、コスト効率を最重視しながら、ハローワークなどのオフライン媒体や自社ホームページを堅実に活用しつつ、総合型求人サイトにも一定の期待を寄せていると言えるでしょう。しかし、専門的なオンライン採用・チャネルの活用は依然として課題として残っています。

次回の「クロスワークしごと白書2025」第4弾では、女性ドライバーの働き方とその現実にフォーカスし、物流業界が抱える新たな課題と、その先にある可能性を現場の声とデータから読み解いていきます。

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■調査概要
・調査期間：2025年3月12日～2025年3月21日
・調査方法：インターネット調査、ウェブアンケートによる調査
・調査対象：全国20代以上の男女
　└物流事業者の経営者・役員の方185名
　└当社求人・転職サイト『クロスワーク』の会員登録者720名のトラックドライバー

*全国最・全国平均：独自調べ、回答者0を除く最小値
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■関連する調査リリース
・第一弾：【物流2024年問題から1年、現場と経営の実態調査＜第一弾＞】「物流関連二法」の施行目前、業界が直面する変化と課題とは？3人に1人のドライバーが「収入減」、残業時間「月10時間未満」が最多
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000097.000063503.html
・第二弾
ドライバー不足6割超の一方、2割が退職理由を「把握できていない」希望通りの育休取得約1割、若者の定着離れも加速。全国905名の声から読み解く物流現場のリアル
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000104.000063503.html
・第三弾（全国版）
「収入が同等以上なら地元に戻りたい」地方出身ドライバー5割、“地元を離れて働く物流人材”への支援、東北では78%が「なし」人材定着や女性流出への課題意識にも地域差が

▼第三弾の全文は下記よりダウンロードが可能です。
　https://x-work.jp/journal/driver-working_03

本リリースの引用・転載時には、必ず下記の記載をお願いいたします。
引用元：クロスワークしごと白書2025
https://x-work.jp/journal/driver-working_03

■X Mile株式会社 会社概要

会社名：X Mile株式会社（クロスマイル）
代表者：代表取締役CEO　野呂 寛之
所在地：
・東京オフィス（本社）：東京都新宿区新宿6-27-30 新宿イーストサイドスクエア W7F
・大阪オフィス：大阪府大阪市北区梅田1-1-3 大阪駅前第三ビル4F
・福岡オフィス：福岡県福岡市中央区大名1-8-6 HCCビル5F
・名古屋オフィス：愛知県名古屋市中区丸の内1-10-29 白川第8ビル 5F
・広島オフィス：広島県広島市南区京橋町1-7 アスティ広島京橋ビルディング1・2F
・札幌オフィス：北海道札幌市中央区南2条西8-3-1 大光ビル2F
設立　：2019年2月
資本金：1億円
HPサイト：https://www.xmile.co.jp/

■サービス概要
（１）HRプラットフォーム　（働き手不足を解決）



クロスワークは、物流・運送・建設特化の人材採用システムです。登録者数は全国に70万人を超え、取引事業数は20,000社以上。上場企業含め、大手グループ様の導入実績があります。また、ドライバーや施工管理、整備士など職種に特化した人材紹介サービスも提供しており、即戦力人材の確保に役立つサービスを展開しております。

■クロスワーク公式SNSはこちら
・Intagram：https://www.instagram.com/xwork2024/
・X：https://x.com/xwork_job
・TikTok：https://www.tiktok.com/@xwork2024
・YouTube：https://www.youtube.com/@xwork_official_channel


■製品やサービスに関するお問い合わせ先
TEL：03-6845-3624
HP：https://www.xmile.co.jp/service/xwork/detail?utm_source=prtimes&utm_medium=referral&utm_campaign=prtimes_referral_20250328_a

（２）ノンデスク産業向けSaaS・プラットフォーム　（労働生産性の低さを解決）



▼物流業界向け経営・業務支援サービス「ロジポケ」
運送業界に特化した業務改善・経営支援クラウドサービスで、運送業にまつわる業務をまるっとデジタル化できる点が最大の特長です。

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■採用情報



X Mileでは、巨大産業の変革に挑戦する仲間を積極採用中です。
今回の調達資金を活用し、超巨大なノンデスク産業のDXを推し進めるため、コンパウンドスタートアップとしてマルチバーティカルな事業開発を支える人材採用・組織を強化いたします。当社は、ソフトウェアエンジニアやデザイナー、プロダクトマネージャーといった職種を中心としたプロダクト部門、法人営業や事業開発などのセールス部門、財務や人事といったコーポレート部門の3部門で構成されております。

今後の採用活動を通じて、特にプロダクト、セールスの両部門の組織を拡大するほか、トップマネジメント人材を採用してまいります。

▼会社採用情報
・採用ページトップ：https://www.xmile.co.jp/recruit
・会社紹介資料：https://speakerdeck.com/xmile/recruit
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