21日夜に行われたサッカー、ルヴァンカップの3回戦。

カターレは、リーグ戦では12試合勝利から遠ざかっています。

去年、リーグ戦の躍進にもつながったこの大会でチームに勢いをもたらすべく、J1のアビスパ福岡に挑みました。

Jリーグ全60クラブの頂点を決めるルヴァンカップ。

おととしの大会王者でカターレのOBキンミョンヒ監督が率いるアビスパ福岡を迎え撃ちました。

試合は前半11分、福岡の素早い背後への抜け出しにキーパーがファールを誘われ、PKで先制を許します。

さらに前半40分には自陣でのパスミスからボールを失い、追加点を奪われ前半を折り返します。

苦しい展開となった後半、カターレは持ち味の前がかりな守備からチャンスを作り初先発できのうが21歳の誕生日の浦。

徐々に攻勢を強める中、後半21分でした。

守りの堅い福岡の中央をテンポの良いパスワークで崩すと、最後は、井上がタメを作って高橋が流し込み1点差とします。

カターレはこの試合、大卒ルーキーなど若い力も試しながら、J1福岡のシュート数8本に対し、カターレは20本。アグレッシブな姿勢を見せました。

最後まで攻勢を強めますが決めきれず…。

惜しくも3回戦敗退。

ただ、リーグ戦に向け収穫の多い試合となりました。

移籍後初先発 浦十藏(21)
「自分が決められるところで決められなかった。攻撃において何もできなかったのが悔しい」
「また明日の練習から人一倍やらないといけない」

小田切道治 監督
「シュートで惜しいシーンを多く作れたのはプラス材料に捉えながら2点目を取れなかったこと、失点の仕方は課題に上げ、次に向かって我慢強く戦いたい」
「最後まで声援を送ってくれたサポーターに本当に申し訳なく思っている。自分たちはこういう状況ですけども選手たちはよく走っている。これからも変わらず応援よろしくお願いします」

格上J1の福岡に対して善戦しましたが、決定力の差で惜しくも敗退となりました。

今シーズン、リーグ戦では攻撃力に課題があった中でルーキーや若い選手の躍動、多彩な攻撃パターンも見られました。

この試合を糧に、リーグ戦での巻き返しに期待したいです。

カターレは25日(日)高岡スポーツコアで順天堂大学と天皇杯1回戦に臨みます。

富山テレビ
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