◆ロサンゼルス・ドジャース4-3アリゾナ・ダイヤモンドバックス 20日(日本時間21日午前11時10分試合開始、ドジャー・スタジアム)

メジャーリーグ(MLB)、ドジャースは20日(日本時間21日)、ホームでダイヤモンドバックスと対戦し、大谷翔平選手(30)は1番DHで先発出場。4打数1安打、四球1、盗塁1、得点1の成績で、10回にはサヨナラのホームを踏んだ。

前日のダイヤモンドバックス戦で大谷はMLB単独トップとなる17号ホームランを打ったが、チームは今季最長となる4連敗を喫していた。

ドジャースは前回登板の14日アスレチックス戦で今季5勝目(3敗、防御率2.12)を挙げた山本由伸投手(26)が先発。8日のダイヤモンドバックス戦では満塁弾を浴びるなど5回5失点で敗戦投手となっており、リベンジに期待がかかる。一方のダイヤモンドバックスは今季1勝1敗、防御率5.13のネルソン投手が先発した。

1回表、山本は三者凡退に抑える上々の立ち上がり。1回裏、大谷は第1打席でカウント2-1からの4球目を打ってレフトフライに倒れた。

0-0のまま迎えた4回裏の先頭で大谷の第2打席。カウント2-2からの5球目を打ってセカンドゴロでアウトになった。この回、2死2塁で4番ウィル・スミスにタイムリー二塁打が出てドジャースが1点を先制。

6回裏も先頭で大谷の第3打席。相手2番手モリヨとの対決となったが、カウント2-2からの5球目を泳がされ気味に打ってセカンドゴロに倒れた。

6回までノーヒット8奪三振の力投を見せる山本は7回表も続投。先頭の2番マルテにライトフェンス直撃のヒットを打たれる。山本の暴投で無死2塁のピンチを迎える。2アウトを取りながらも四球を出して走者1、3塁となったが、最後は6番スミスを三振に打ち取ってピンチを脱した。

7回、MLBでは自己最多となる110球を投げた山本は、被安打1、奪三振9、与四球2、失点0の熱投。勝利投手の権利を持ってマウンドを降りた。

8回表、ドジャースは2番手ベシアが打たれて無死1、3塁のピンチ。2死満塁となったところで3番手カスペリアスが登板し、3番グリエルをカウント3-2から三振に打ち取って危機を脱した。

8回裏、1死走者なしで大谷の第4打席。相手4番手ビークスが投げた初球を打って左中間への二塁打で出塁。続く2番ベッツ、3番フリーマンが倒れ2塁に残塁となった。

9回表、ドジャースはクローザーのスコットが登板したが、1死走者なしで5番モレノがレフトスタンドへホームラン。1-1の同点に追いつき、山本の勝ちはなくなった。

1-1同点のままタイブレークの延長に突入。10回表、1死2塁で1番キャロルに左中間スタンドへのツーランホームランが飛び出し、ダイヤモンドバックスが3-1とリード。

2点を追うドジャースの10回裏、無死2塁で9番エドマンにタイムリー二塁打が出て2-3と1点差に。第5打席の大谷が申告敬遠となった後、1死1、3塁で3番フリーマンの打席に大谷が今季11個目となる二盗に成功。フリーマン申告敬遠で1死満塁となり、4番スミスが押し出し死球で3-3の同点に追いつく。なおも1死満塁で5番マンシーのセンターへの犠牲フライで大谷が生還し、ドジャースが4-3の逆転サヨナラ勝ちを収めた。

プライムオンライン編集部
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