長崎県佐世保市の寺で庭園の新緑と広間の床に映る光景が上下で対を成したように見える「逆さ新緑」が、参拝客を楽しませている。25日まで。

新緑が床に映し出される「逆さ新緑」
鮮やかな緑が、床に映し出されている。佐世保市江迎町にある寿福寺の「逆さ新緑」だ。

2013年から毎年にこの時期に行っている風物詩。

大広間の一部、10畳のスペースに黒い布を敷き、その上に透明のアクリル板を並べている。「逆さ新緑」水面に新緑が映ったような光景を楽しめるとあって、2025年も多くの人が訪れている。

多い日で1日100人の鑑賞者が訪れていて、遠くは東京から見に来た人もいた。
見る角度で様々な変化を楽しめる
寿福寺によると、アクリル板の厚みを変え、見る角度で様々な変化が生まれるように改良を重ねてきた。
2024年、庭園を造成し直してモミジの木が若返ったことで、2025年は新緑の鮮やかさが増しているという。

逆さ新緑は5月25日まで。拝観料500円は高校生以下は無料。毎日正午から午後4時まで楽しめる。
寿福寺(佐世保市江迎町)0956-65-2040
(テレビ長崎)