明治安田J1リーグ、ファジアーノ岡山は5月18日、ホームで新潟と対戦し、7試合ぶりの勝利をつかみました。日本代表の森保一監督(56)が視察に訪れる中、満員のスタジアムが熱狂しました。

ここ6試合勝ち星から遠ざかる中、ホームで勝利し、勢いを取り戻したいファジアーノ。メインスタンドから森保監督が見つめる中、元日本代表の選手が見せ場をつくります。

前半10分、左サイドからのフリーキックを江坂任(32)が頭で合わせ待望の移籍後初ゴール。ゴールパフォーマンスは自身が好きなお笑い芸人のギャグ「ゴイゴイスー」を披露。チームメイトとともに喜びを爆発させます。

(ファジアーノ岡山 江坂任選手)
「みんなが期待してくれていた分お待たしすぎたが、歓声もすごかったので素直にうれしかったですね」

その後、1点を返され同点で迎えた後半13分、江坂のパスが起点となり左サイドから切り崩すと最後は一美和成が倒されPKを獲得。一美が豪快にゴール真ん中に蹴り込み、勝ち越しに成功します。

ファジアーノはその後ケガから復帰したディフェンダー、田上大地(31)らを中心に安定した守りを見せ、2対1で勝利。7試合ぶりに勝ち点3をつかみ、順位を12位としています。

(7試合ぶりの出場 ファジアーノ岡山 田上大地選手)
「(復帰するまでは)すごく歯がゆかったし悔しかったので、自分が出場してチームを勝たせられるように全力を尽くしました」

(ファジアーノ岡山 江坂任選手)
「田上選手や鈴木選手が復帰してチームが自信を持って戦えた。次もホームゲームが続くので みんなと一緒に戦いたい」

2025シーズン、J1の20チーム全ての本拠地を巡っている森保監督。1万4000人を超えるサポーターの盛り上がりを評価していました。

(サッカー日本代表 森保一監督)
「チームとサポーターの団結力、興奮と熱狂を感じることができた。手拍子の迫力は岡山が一番あったという印象。まちの盛り上がりに貢献できると思うので、岡山にサッカー専用スタジアムができればうれしい」

ファジアーノは次節ホームで、現在7位の町田ゼルビアと対戦します。

岡山放送
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