西田昌司参議院議員がひめゆりの塔の説明を巡り「歴史の書き換え」などと発言した問題で、ひめゆりの塔があり沖縄戦終焉の地である糸満市議会は15日、議員に対する抗議決議を全会一致で可決しました。
抗議決議案ではひめゆり平和祈念資料館の展示は沖縄戦で犠牲になった方々の命の重みと平和の尊さを体験者の証言や遺品、資料を基に伝えているとした上で西田議員の発言に対し次のように非難しました。
糸満市議会 金城幸盛議員：
その証言や記録を否定・軽視する発言は沖縄戦体験者や遺族、そして市民県民の心を深く傷つけ、尊厳を踏みにじるものであり、断じて容認できない
抗議決議では西田議員に対しひめゆりの塔を訪れ声なき声に真摯に向きあうことや、曖昧な記憶に基づく「歴史の書き換え」などという認識に固執せず、市民県民への心の底からの謝罪を強く求め全会一致で可決されました。
