5月に入り、平年であればそろそろ雨の季節となりますが…まだ沖縄地方の梅雨入りは発表されていません。
気になる梅雨入りはいつごろになるのでしょうか?
15日の本島地方は雲が広がったところが多く雨がぱらつく時間もありました。
一方先島諸島は高気圧に覆われて晴れたところが多くなり、宮古島市では最高気温が30度を超える真夏日となりました。
一体いつになったら梅雨入りするのか…
ウェザーニューズの山上気象予報士に聞いてみると。
ウェザーニューズ山上和浩気象予報士:
今のところですね、5月の22日ごろに梅雨入りするのではと見ています。平年は5月の10日ごろですので、平年と比べると12日ほど遅い梅雨入りとなりそうです
その理由は?
ウェザーニューズ山上和浩気象予報士:
現在日本周辺では偏西風が蛇行しています。これによって移動性の高気圧が日本周辺を通過するようになっておりまして、梅雨前線が日本の南へと押し下げられるような形となりまして、梅雨入りが遅れています
梅雨入りが遅れる見込みの一方梅雨明けについては…
ウェザーニューズ山上和浩気象予報士:
今年はですね、梅雨入りの遅さに反して梅雨明けは平年より早くなるんじゃないかと見ています。現在の予想ですと、6月の中旬ごろに梅雨明けするのではと見ています
これから暑さが増していく中で熱中症にも注意が必要となります。
暑さへの備えとして大切なのが…
ウェザーニューズ山上和浩気象予報士:
暑さに対しての備えや対策としましては、まずは熱中症警戒アラートの活用があります。このアラートが出ているときは、外出や運動を控えたり、冷房を適切に使うように心がけてください
さらに今だからこそ出来る対策があるといいます。
ウェザーニューズ山上和浩気象予報士:
次に”暑熱順化”を意識することが大切です。暑熱順化とは、暑さに徐々に慣れることで、体温調節機能を高めて熱中症のリスクを下げることを指します。例えばウォーキングやストレッチなど、軽い運動を日常に取り入れたりですとか、あとはぬるめのお湯に入って汗をかく習慣をつけるなどですね。それを今のうちにやっておくと良さそうです
平年よりも遅い梅雨入りになるとみられる沖縄地方。暑さが増す前に対策をして、今年の夏を乗り切りましょう。