暖かくなってくると、心配なのが紫外線だ。
実は5月の日差しの強さは真夏並みだと言う。
どのような対策が必要なのだろうか?
そして、正しい日焼け止めの選び方とは?
5月ごろから気になる“紫外線”
気温の上昇とともに外出する機会も増えるが、気になるのが紫外線だ。
「日焼けは、あまりしたくない。日焼け止めを塗って、日傘をさしている」(福島県からの観光客)
「紫外線が強いし年齢も年齢なので、シミなどが出る」(札幌市民)
札幌市の月ごとの紫外線の強さを見てみると、5月ごろから真夏並みになることがわかる。

春の日差しに皮膚科医は警鐘を鳴らす。
「5月は真夏並みに、ある意味、夏以上に紫外線が降り注いでいる。冬仕様の肌で、まだあまり慣れていない敏感肌に、真夏並みの紫外線が降り注ぐ危険な時期」(ゆう皮ふ科スキンケアクリニック 加藤 優子 院長)
冬の乾燥でバリア機能が弱った肌に、強い紫外線が当たると大きなダメージに。
それが、シミなどに繋がる恐れがあるというのだ。

ライフスタイルに合わせた対策が重要
日傘や手袋、帽子、サングラスなどの紫外線対策が、この時期から必要になってくる。
日焼け止めも有効だが、ライフスタイルにあわせたものを選ぶのが重要だという。
「日常生活、通勤、買い物などならSPF30程度のもの。アウトドアや南国旅行など、紫外線をたくさん浴びる時はSPF50程度のものを選ぶよう勧めている」(加藤院長)

多様化する日焼け止め製品
日焼け止め製品も多様化している。
メイクの上から使えて、塗り直しもしやすいパウダータイプのものが好評だという。

さらに、紫外線によるダメージを抑制するというサプリメントも出ている。
「抗酸化作用があるということ。日焼けさせないというよりは、日焼けによるダメージを軽減させる」(加藤院長)
紫外線をカットするわけではなく、紫外線によって生成される活性酸素を抑制し肌を保護する成分が含まれているというものだ。
油断大敵の春の紫外線、対策を忘れずに。
