糸満市議会は西田議員への抗議決議を全会一致で可決させる見通しです。

12日開かれた糸満市議会の委員会では、ひめゆりの塔を巡る発言について謝罪した西田議員が「歴史の書き換えという認識に変わりはない」としたことに「不誠実な対応」だと指摘しました。

糸満市議会 金城寛議長:
糸満市としては戦争終焉の地でもありますし、2度とあってはならない。戦争は起こしてはならないという事を強く求めるという意味で、今回の発言についても抗議をする

市議会は16日の臨時会で抗議決議を全会一致で可決させる見通しで、西田議員にひめゆりの塔や、平和祈念資料館の訪問も求めることにしています。

ところで沖縄県マスコミ労協も13日抗議声明を発表しました。

県マスコミ労協 塚崎昇平議長:
ひめゆりの塔が表す沖縄戦の実相を著しくゆがめただけではなく、戦禍を生き延び平和の尊さを伝えようと過酷な実体験を後世に語り継いできた先人たちの意志を踏みにじるもので、断じて容認できるものではない

また、全国の報道機関の労働組合などで組織する会議も声明を発表し、「極めてあやふやな記憶を確かめもせずに、自身の都合の良いように頭の中で再構成して人前で話すなど歴史修正主義どころか歴史の捏造」と批判しています。

沖縄テレビ
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