5月9日朝、岩手県岩手町の小学校の敷地に1匹のサルが出没しました。
5月に入ってから目撃情報が相次いでいることから、警察は人への被害の恐れがあるとして警戒を強めています。
畑の中を悠々と歩く1匹のサル…9日朝に岩手町の川口小学校の関係者が撮影した映像です。
井上智晶アナウンサー
「サルが現れたのは小学校の敷地にある立ち木でした。この影響で小学校では午前中、校庭の利用を控える措置が取られたということです」
9日午前9時前、川口小学校の敷地内の立木にサルが登っているのを学校関係者が発見し、警察に通報しました。
警察によりますと、町の職員らが爆竹を使いサルを山に追い払ったということで、学校と山の間にある畑には足跡が残っていました。
これまでにサルによる人や物への被害は確認されていません。
町内では5月3日以降、川口小学校の敷地やその周辺で連日、1匹で行動するサルが目撃されています。
学校では5月24日の運動会を前に、校庭での練習を控えざるを得ない状況となっていました。
川口小学校 佐藤亘校長
「かわいさだけで近づくのは非常に危険なので、見かけた場合は慌てず、その場から静かに離れるという指導を繰り返し、危険に遭遇させないようにしたい」
警察ではサルによる人への被害が発生するおそれがあるとして付近の警戒を強めています。