大阪府内のJRの駅で4月、2度にわたり、非常停止ボタンを複数回押して電車を遅延させ、業務を妨害した疑いで50歳の男が逮捕されたことが分かった。

偽計業務妨害の疑いで逮捕されたのは、八尾市に住む50歳の警備員の男だ。

八尾警察署
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■JRの駅で非常停止ボタン複数回押した業務妨害の疑い

男は4月10日午後5時頃と17日の午後6時過ぎ、大阪府内のJRの駅のホームで、異常が発生していないのに、非常停止ボタンを複数回押して電車を停止させ、遅れを生じさせるなど、業務を妨害した疑いが持たれている。

警察によると、駅に停止中の電車と後続の電車などに、3分から5分ほどの遅れが生じ、10日については、乗客約1200人に影響が出たということだ。

■「車掌に直接文句を言うために押した」

男は容疑を認めていて、10日の事件については「利用客の多いホームで、車掌が注意喚起の放送をせずドアを閉め、楽をしていると思ったので嫌がらせしようとした」と供述している。

また、17日の事件については、「車内の自動放送の音が大きく、集中して本を読めないことに腹が立って、車掌に直接文句を言うために押した」と話している。

八尾警察署
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(関西テレビ 2025年5月8日)

関西テレビ
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