偽のマイナンバーカードを作って暗号資産の口座を開設しようとした疑いで、中国籍の男が逮捕されました。
有印公文書偽造などの疑いで逮捕されたのは、横浜市の会社員・王大程容疑者(33)です。
警察によると、王容疑者は2022年12月、写真や日本人の偽名を使って偽のマイナンバーカードを作り、暗号資産の口座を不正に開設しようとした疑いが持たれています。
暗号資産の業者が書類を王容疑者に送ったところ、住所に誤りがあって届かなかったことから犯行が発覚しました。
王容疑者は「この事実を認めることはできません」と容疑を否認しています。
別の事件で共犯として逮捕された高山孝治容疑者のパソコンからは他に10枚以上、偽のマイナンバーカードなど身分証明書のデータが見つかっていたということです。
警察は、同じ手口で開設した暗号資産の口座を使って特殊詐欺などで得た金をマネーロンダリングしようとした疑いがあり、他にも共犯がいるとみて、捜査を進めています。