5月2日、長野県御代田町のスーパーの駐車場で乗用車が暴走、買い物客や駐車中の車に次々に衝突した。はねられた73歳の女性は意識不明の重体で搬送されたが、その後、病院で死亡が確認された。警察は運転していた76歳の女を過失運転致傷の疑いで現行犯逮捕したが、容疑を過失運転致死に切り替え捜査している。
歩行中の女性がはねられ死亡
事故があったのは御代田町の「ツルヤ御代田店」。
警察によると、5月2日午前11時20分ごろ、駐車場の通路を走行していた乗用車が歩いて横断していた女性をはねた。

その後、外灯をなぎ倒して植え込みに突っ込み、駐車中の車3台に衝突。車4台が倒れた外灯の被害を受けた。
はねられたのは、御代田町の女性(73)で、病院に搬送され、頭の骨を折るなどして意識不明の重体だったが、2日午後8時過ぎ、死亡が確認された。死因は出血性ショックだった。
「車7台くらい、ダダダと…」
買い物客は「何人かが面倒を見ていたけど、反応がなかった。血がすごくて。坂の途中で女の人を先にはねたんじゃないのかな。車は7台くらいやっちゃった。ダダダダダダと。私の車はまっすぐ止めていたのに、こう(斜めに)なっちゃって、隣の車にぶつかっちゃった」と当時の様子を話した。

スーパーは国道にも近く、多くの買い物客がいた。
店の従業員によると、車は突然、暴走したという。
「運転の女はパニックに」
買い物客は「運転していた女の人は自分の車に乗って動けないというか、パニックになっちゃって動けなかった」と話した。

警察は、運転していた軽井沢町の女(76)を過失運転致傷の疑いで現行犯逮捕したが、容疑を過失運転致死に切り替え、事故の詳しい原因について捜査している。また、アクセルとブレーキの踏み間違えの可能性もあるとみて調べている。
(長野放送)
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