専用アプリでマイナンバーカードを読み取り、学生が成績証明書や卒業証明書などをコンビニで発行できる新たなサービスを佐賀大学が2025年7月からスタートさせる。国公立大学では全国初の取り組みだ。
申請・発行を容易に…新サービス導入
佐賀大学は2025年4月の定例会見で、書類の申請・発行について新たなサービスの導入を発表した。就職や転職活動で利用する成績証明書や卒業証明書などが新サービスの対象となる。

従来の手続きでは、証明書を発行する場合、卒業生は申請書類を大学に郵送し、申請から受け取りまでに1週間から10日ほどの時間がかかる。これをマイナンバーカードの利用によって申請・発行手続きを簡単にしようというのが新たなサービス導入の目的だ。
コンビニで証明書受け取り可能に
新しいサービスでは、個人情報などを初期登録すると専用アプリでマイナンバーカードを読み取ることで申請が可能になる。

発行手数料を支払えば近くのコンビニで受け取ることができ、提出先に直接送ることも可能だ。

また、学内の自動発行機で証明書を発行していた在学生もサービスを利用でき、大学に行かなくても証明書が発行できる。
学生も便利に…大学運営も効率化
佐賀大学の兒玉浩明学長は、「これにより学生生活が一層便利になり、大学の運営も効率化されることを期待しています」とマイナンバーカードによる新サービス導入の意義を述べた。

このサービスは2025年7月から始める予定で、佐賀大学によると全国の国公立大学では初めての取り組みだという。
(サガテレビ)