和菓子の材料として使われる「マスカット・オブ・アレキサンドリア」の収穫が岡山市の農園で始まりました。
上品な香りとさっぱりとした甘さで知られる夏の味覚、「マスカット・オブ・アレキサンドリア」。岡山市の和菓子メーカー、「源 吉兆庵」で販売されている、一粒を丸ごと餅で包んだ和菓子、「陸乃宝珠」で使うため栽培されているもので、４月２８日から２０２５年の収穫が始まりました。
マスカットは通常、糖度１８度以上がおいしく食べられるということですが、和菓子用は、１３度程度が適しているということです。
（源 吉兆庵農園 國竹竜矢さん）
「ほかのブドウにない豊かな香りがある。毎年楽しみにしている客に、今年もいい品質の菓子を届けたい」
収穫は８月上旬まで続き、２８日に収穫されたマスカットが使われた「陸乃宝珠」は、５月１日から順次、各店舗で販売されます。
