マイページ
#46 時効直前の重要証言…警察庁長官銃撃事件・オウム死刑囚・警視庁元巡査長を結ぶ点と線 公安部幹部が異例の捜査 【秘録】警察庁長官銃撃事件46|FNNプライムオンライン
【秘録】警察庁長官銃撃事件

#46 時効直前の重要証言…警察庁長官銃撃事件・オウム死刑囚・警視庁元巡査長を結ぶ点と線 公安部幹部が異例の捜査

【秘録】警察庁長官銃撃事件46

Google ニュース プリファードソース

警察庁長官銃撃事件

井上の新証言 事件前日Xの訴え「敵の仇は敵に」  

「事件の3日前、3月27日の午前中、早川からXへの連絡方法を聞かれポケベル番号を教えましたが、その時に早川は『敵の仇は敵にやらせる』と言っていました。
それから事件前日29日の夜、午後9時台に早川から連絡があり、『Xと連絡がつかないから私に電話するように言って欲しい』と依頼されたのでXに電話すると、Xが私に興奮した様子で、『あのティローパ(※早川のホーリーネーム)って男は何者ですか?俺に従えばいいんだとか言われました。下見に引きずり回されて、知らない人からも指示されました。早川から、警察官しかできないことがある、とも言われました。出来ることと出来ないことがあります、やりたくありません』と興奮した様子で訴えてきたので、なだめて落ち着かせた後、無理をすることはないけれど、とりあえず電話をしてあげて下さいと言いました」

井上元死刑囚は銃撃事件前日の早川元死刑囚らの動きについて新たに証言した
井上元死刑囚は銃撃事件前日の早川元死刑囚らの動きについて新たに証言した

「Xは在家信者なので無理なことはさせられないと思い、再度早川に電話をして深夜に(※編集部注 29日夜から30日未明)早川と会いました。その際に、Xは大丈夫なんですか?と聞くと、早川は『大丈夫や。気にするな』と言っていました」

端本悟元死刑囚
端本悟元死刑囚

「この会合の途中で端本が合流してきました。その場に来た端本は私を見るや否や、急に何かに納得した様な顔をして『そういうことなんですか』とつぶやきました。
すると早川は端本に『彼(井上)は関係ないから』と言って、暗に端本にそれ以上余計なことを私の前で言わないよう止めていました。2人のこのやりとりは、この後実行しようとしている何かを私に悟られないようにしたいという雰囲気がありありと出ていました」

井上による新たな供述は直ちに裏付けが取られた。

すると29日の午後9時台に井上からXへのポケベルでの架電や、その後同じく午後9時台に井上から早川への架電があったことが井上の供述通り確認されたのである。

オウム真理教の林泰男元死刑囚
オウム真理教の林泰男元死刑囚

そればかりではなかった。30日の午前0時には六本木の喫茶店で早川、井上、林泰男(教団信者・元死刑囚)、それに端本が会っていたことが確認されたほか、30日午前1時台に早川から井上への架電も確認され、井上の新供述は時系列として正しいことが裏付けられた。

時効までひと月を切った3月3日、筆者は公安部幹部の部屋を訪れた。幹部は珍しく嬉々としていた。

関連記事

警察庁長官銃撃事件

【秘録】警察庁長官銃撃事件の他の記事
【最終話】警察庁長官を撃ったのは誰なのか?捜査員が託した「〇✕表」が意味するもの…未解決重大事件の犯人像
【最終話】警察庁長官を撃ったのは誰なのか?捜査員が託した「〇✕表」が意味するもの…未解決重大事件の犯人像
社会
#59 30年前の銃弾で欠けたタイルは語る…警察庁長官銃撃事件“自供”の中村泰の“妄想” 打ち砕く現場
#59 30年前の銃弾で欠けたタイルは語る…警察庁長官銃撃事件“自供”の中村泰の“妄想” 打ち砕く現場
社会
#58 表札の字や4発目の供述に食い違い…捜査資料に記された警察庁長官銃撃“自供”の中村泰が真犯人ではない6つの理由
#58 表札の字や4発目の供述に食い違い…捜査資料に記された警察庁長官銃撃“自供”の中村泰が真犯人ではない6つの理由
社会
#57 4発目の銃弾に“齟齬”が…長官銃撃“自供”の中村泰元受刑者が面会で記者に語った犯行の一部始終「私が撃ちました」
#57 4発目の銃弾に“齟齬”が…長官銃撃“自供”の中村泰元受刑者が面会で記者に語った犯行の一部始終「私が撃ちました」
社会
一覧ページへ
×