韓国の路地裏で、車のサイドミラーへ故意に接触する当たり屋の男がカメラに捉えられた。男は同様の犯行を繰り返し、通報が相次いだことから警察が捜査を開始。3日後、現場で再び犯行に及んだところを逮捕された。男は16件もの接触事故を起こしており、約18万円の示談金をだまし取っていたという。

路地裏で“当たり屋”がサイドミラーに接触

韓国の路地裏で撮影されたのは、黒いダウンを身にまといウロウロとする怪しげな男が、「なぜこんなことを」と言いたくなる卑劣な犯行を行う瞬間だった。

現場で白い車とすれ違った瞬間、男の肘がサイドミラーに接触。よほど強い衝撃だったのか、開いていたサイドミラーが閉じた。

車の不注意による事故かと思いきや、実はこの男の正体は自ら車にぶつかりにいく当たり屋だった。男の所業はこれだけに留まらず、至る所で当たり屋行為を繰り返していた。

通報多数で発覚した当たり屋…3日後に逮捕

当局によると、当たり屋に関する通報が相次ぎ、事件が発覚していた。

通報は、「歩行者と事故が起き、示談金を支払ったが、故意に起こされた事故かもしれない」というものだった。しかも、当たり屋に関する似た通報は多数にのぼっていた。

そして警察が捜査を開始してから3日後、当たり屋の男が姿を現した。

この日も車に近づくと、肘をクイっと不自然な形で伸ばし、またもやサイドミラーに「ドン！」とぶつかった。しかし、犯行の瞬間を撮影していた警察により男は逮捕された。

男は同様の手口でこれまでに16件の接触事故を起こし、日本円で約18万円の示談金をだまし取っていたといい、男は全ての容疑を認めているという。
（「イット！」 4月25日放送より）