四国新幹線について岡山市の大森雅夫市長は4月24日、「積極的に対応するべき」と延べ、改めて前向きに議論を進めたいとする考えを示しました。
(岡山市 大森雅夫市長)
「四国新幹線は積極的に対応するべきである。これは岡山にとって非常に意味がある」
大森市長は24日の会見でこのように述べ、四国新幹線への考えを示しました。
大森市長は岡山から瀬戸大橋を通って四国に入るルートであれば、岡山にとってもプラスの要因になると指摘。その理由としてあげたのが、国土交通省の官僚時代に熊本県への出向中に関わった九州新幹線の整備です。九州の拠点となる福岡にこれまで以上に人が集まるようになり、まちに大きなインパクトを与えたとしています。
(岡山市 大森雅夫市長)
「九州新幹線の比較で言うと岡山は福岡の立場になる。岡山が起点になっていく。従って多くの人が岡山に来てくれる」
大森市長は2025年2月、高松市が開いた四国新幹線のシンポジウムに参加し、実現に向けて協力する考えを示しています。
一方、岡山県の伊原木隆太知事は、整備に向けた調査に協力する考えを示していますが、すでに利用価値が高い岡山と高松を結ぶマリンライナーの運行に影響が出るとして懸念も示しています。