いよいよ8月5日開幕の夏の高校野球甲子園大会、岡山・香川の代表校の強さを紹介します。2年連続の出場で岡山学芸館は全員野球でベスト8以上を目指します。


就任7年目の岡山学芸館・佐藤貴博監督が見た「今年(2025年)のチームの強さ」

マウンド上で抱き合い、喜びを噛みしめる選手たち。夏の高校野球岡山大会で全58校の頂点に立ったのは岡山学芸館高校でした。

マネージャーを含めて108人が在籍する岡山学芸館高校野球部。就任7年目の佐藤貴博監督(42)は、2年連続で夏の甲子園の出場を決めた2025年のチームの強さをこう話します。

(岡山学芸館 佐藤貴博監督)
「例年になく足をきちんと使う、小技ができるところが攻撃では強みだった。守備で点数をしのいでいる場面もあるので、そういったことが上手くはまって今大会の優勝につながったと思う」

岡山大会3試合で完投 エース・青中はストレートと多彩な変化球でチームを勝利へ

堅実な守備でリズムを作る、粘り強さが持ち味の岡山学芸館。エースで左腕の青中陽希投手は、140キロに迫るストレートと多彩な変化球を操り、岡山大会では、3試合を完投しました。

(岡山学芸館3年 青中陽希投手)
「自分のコントロールを最大限に生かし、チームを勝たせて一日でも長い夏を過ごせるように頑張っていきたい」

チームトップの5打点 4番・繁光「去年とは違う自分を見せつける」

攻撃のカギを握るのは、2年生ながら4番に座る繁光広翔選手。岡山大会では、4割1分2厘と高い打率を誇り、チームトップの5打点の活躍を残しました。

(岡山学芸館2年 繁光広翔選手)
「去年(2024年)よりも打率や出塁率を上げて、去年とは違う自分を見せつけて「繁光変わったな」と思ってもらえるように全力でプレーしたい」

出塁率は驚異の「7割5分」チームを勢いづける8番・阿慶田の“選球眼”

8番の阿慶田庵俐選手は、岡山大会の出塁率が、驚異の7割5分。秀でた選球眼と巧みなバッティング技術で下位打線からチームを勢いづけます。

(岡山学芸館3年 阿慶田庵俐選手)
「甲子園でも自分のやるべきことを変えずに県大会と同じように自分の役割を徹底してチームの勝利に貢献できるように頑張る」

目標はベスト8以上!國近主将「学芸館らしく粘り強く岡山県代表として頑張りたい」

目標はベスト8以上、学芸館ナインの熱い夏が始まります。

(岡山学芸館3年 國近泰獅主将)
「ただ甲子園に出て満足するチームじゃなくて甲子園ベスト8以上を成し遂げて、その先も一つ一つ、学芸館らしく粘り強く岡山県代表として頑張りたい」

岡山学芸館は大会7日目(8月11日)の第2試合で、長野の名門、4年ぶり38回目の出場の松商学園と対戦します。

岡山放送
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