使い終えた筆を感謝の気持ちを込めて焚き上げる「筆供養」が、岡山市の金剛寺で行われました。
僧侶がお経を読み上げる中、筆を丁寧に焚き上げていきます。金剛寺の筆供養は、書の達人としても知られる弘法大使・空海の命日に合わせて古くなった筆の霊を慰める伝統行事で、2025年で41回目です。
参列者は静かに手を合わせ、長年寄り添ってくれた筆へそれぞれの思いを伝えていました。
(参列者)
「2~3年使っていた筆を供養した。ありがとうという思いを込めて供養した。」
2025年は、書道愛好家などから集まった約100本の筆が供養されました。