子宮頸がんの予防につながるHPVワクチンについて、宮崎市では女性に加え、男性の接種費用を全額助成している。対象は小学6年生から高校1年生の男子で、2025年度までに388人の接種を見込んでいる。アンケートでは、男子生徒の半数がワクチン接種を希望しているとの結果が出た。清山市長は、性別に関係なく全ての人が接種すべきだと考えており、九州ではこの取り組みは熊本県高森町に次いで2カ所目となる。

男性もHPVワクチン接種へ

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宮崎市は、男性のHPV関連の疾患予防や女性への感染防止を図ろうと、4月から男性のHPVワクチン接種費用を全額負担する。対象となるのは、小学6年生から高校1年生までの男子で、市は2025年度、対象者の4%にあたる388人の接種費用を予算に計上している。

市が2024年度、市内27の中学校で1年生を対象に行ったアンケートでは、男子生徒890人のうちおよそ半分にあたる428人がHPVワクチンの接種を希望したということだ。

男女性別に関係なく接種すべき

宮崎市 清山知憲市長:
ジェンダーニュートラルワクチンという考え方で、男女性別に関係なく接種をするべきではないかという考え方がある。私もそうじゃないかと思う。

宮崎市によると、男性へのHPVワクチン接種費の助成は、九州の自治体では熊本県高森町に次いで2カ所目だということだ。

(テレビ宮崎)

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