自ら「スーパーサラリーマン清水」と名乗りSNSで“金持ち自慢”をしていた男らによる違法リフォーム工事事件で、新たに別の工事を無許可で行った疑いで男を再逮捕。容疑者が率いる「清水会」は約5年間で100億円を稼ぎ、自身は10億円以上を得たとされていて、男と今回新たに組織のナンバー2だった西村聖也容疑者(31)ら7人が逮捕された。
大量の札束に高級車…豪遊ぶりを度々SNSで発信
複数の違法リフォーム会社のトップに立っていた清水謙行容疑者(49)。自ら「スーパーサラリーマン清水」と名乗って、豪遊ぶりを度々SNSで発信していた。

他にも、無許可で工事を行っていたとして、警視庁は3月31日、建設業法違反の疑いで再逮捕した。

清水容疑者と西村聖也容疑者(31)ら7人は2023年、東京や千葉などの住宅で国などの許可を受けずに500万円以上の屋根の工事を行った疑いが持たれている。

「おっはよー、グッドモーニング!沖縄は今日も晴れてます」などと沖縄にあるホテルのプールで優雅な様子をアピールしていた清水容疑者。目の前には、テーブルからはみ出しそうなほどの食事が並んでいる。

そして、高級ブランド品を身に着けピースサインをする写真や、高級車のボンネットに座ってポージングする写真もある。

さらに、テーブルに置いた大量の札束の前で、高級時計を見せつけながらピースサインをする姿をSNSに投稿するなどして、メンバーを集めていたとみられている。
「清水会」約5年間で100億円超売り上げか
警視庁によると、清水容疑者は複数のリフォーム会社を統括する「清水会」という組織のトップで、多い時で150人ほどの従業員がいたとみられている。

2月には、部下である庄子和真被告や中谷公紀被告ら6人を必要のない工事の契約をした詐欺未遂の疑いで逮捕した。

今回新たに逮捕された西村容疑者は、組織のナンバー2だった。

清水会は、約5年間で100億円以上を売り上げていたとみられている。警視庁は、そのうち10億円以上を清水容疑者が受け取っていたとみて調べている。
(「イット!」4月1日放送より)