新年度が近づき、新一年生になる子ども達は、ランドセルを背負う事を楽しみにしている時期。

実はいま、さらに1年先を見据えたランドセル購入の動き、「ラン活」が活況を呈している。

「ラン活」とは
「ラン活」とは
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2026年度新入学生向けランドセルの発表会がイオンで開催

「軽いです」(男の子)

かっこいいランドセルを意気揚々と背負う男の子。

ランドセルを意気揚々と背負う男の子
ランドセルを意気揚々と背負う男の子

3月26日、札幌市西区のイオンモール札幌発寒で行われた2026年度新入学生向けランドセルの発表会。

ランドセル購入の動き、いわゆる「ラン活」は入学の1年以上前から始まる。

「お客様の好きなものを選んでいただける受注生産なので、今お買い上げいただいても、手に入るのが3か月先ということで、年々早期にお買い求めるお客様が増えている状況です」(イオン北海道 ランドセル担当バイヤー 荘司 敦子さん)

2026年度新入学生向けランドセルの発表会
2026年度新入学生向けランドセルの発表会

色やデザイン機能の多様化が進むランドセル

かつては、男の子は黒、女の子は赤が定番で、大量生産されたランドセルは、入学の2~3カ月前から購入するのが一般的だった。

その流れが2000年代に一変。

色やデザイン機能の多様化が進み、1モデルあたりの生産量が減少。

好みのランドセルを予約して購入するため、ラン活が早まっているのだ。

色やデザイン機能の「多様化」が進む
色やデザイン機能の「多様化」が進む

1年先を見据えランドセルを購入する“ラン活”―トレンドは?

いまのラン活のトレンドは?

「軽いっていうのを親が重視する傾向があります」(イオン北海道 荘司さん)

また、カラーは、シルバーの色が人気になってきているという。最新ランドセルのラインナップは…

「いや~すごいカラーバリエーション。24色ですって!」(安野 陽介 記者)

イオンは2001年に業界初となる24色のランドセルを発売。

最新版の2026年モデルは24色をベースとして、パーツやデザインを自分好みに選べ、組み合わせはなんと497万通りも。

イオン北海道 ランドセル担当バイヤー 荘司 敦子さん
イオン北海道 ランドセル担当バイヤー 荘司 敦子さん

一方、こちらは、荷物がたっぷり入る大容量モデル。

小マチが3センチから8センチに伸ばせ、たっぷりと収納できるようになっている。

これなら、手に荷物を持たずに、安全な通学ができそうだ。

荷物がたっぷり入る大容量モデル
荷物がたっぷり入る大容量モデル

新商品「かるすぽエール」は低反発スポンジを搭載

さらに今回、新登場したモデルは…

「こちらが新商品のかるすぽエールです」(イオン北海道 荘司さん)

70年以上に渡りランドセル製作を続ける老舗「セイバン」と共同開発したモデル。

新商品「かるすぽエール」
新商品「かるすぽエール」

「背中にピタっと背負えることにより、実際の重さよりも軽く感じることができる」(イオン北海道 荘司さん)

背あてと肩ベルトには低反発スポンジを搭載。

背中と肩への密着度を大きくすることで体への負荷を小さくし、自然な姿勢で軽々と背負えるよう工夫が凝らされている。

背あてと肩ベルトに低反発スポンジを搭載
背あてと肩ベルトに低反発スポンジを搭載

「(Q:背中どんな感じ?)ぴったり!」(女の子)

北海道のイオンではすでに予約を受け付けていて、4月からは道内29店舗で予約販売会を順次実施する予定だ。

ランドセルを背負う女の子
ランドセルを背負う女の子
北海道文化放送
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