「数学のノーベル賞」ともいわれる「アーベル賞」に日本人で初めて京都大学の柏原正樹特任教授が選ばれた。
京都大学数理解析研究所・柏原正樹特任教授:アーベル賞受賞ということを聞いて、本当にびっくりしたというのが私の感想です。
先ほど記者会見を行ったのは京都大学数理解析研究所の柏原正樹特任教授(78)だ。

■「数学のノーベル賞」ともいわれる「アーベル賞」日本人の受賞は初めて
ノルウェー科学文学アカデミーの発表:2025年のアーベル賞を柏原正樹教授に授与することを決めました。
ノルウェー科学文学アカデミーは、「数学のノーベル賞」ともいわれる「アーベル賞」を柏原特任教授に授与すると発表。
「アーベル賞」は2002年に創設され日本人の受賞は初めてとなる。
受賞の理由は、代数解析学で重要な役割を果たす「D加群」と呼ばれる理論を確立したことなどが評価された。

■数学の魅力について聞かれると…
会見で数学の魅力について聞かれると…
京都大学数理解析研究所・柏原正樹特任教授:例えば新しいことがどうやったら証明できるかわかったとか、あるときそうじゃないんだと。これをやると案外うまくいくんじゃないかなと、そういうことがわかったときが一番おもしろい瞬間。
アーベル賞の賞金は日本円でおよそ1億700万円で、授賞式はことし5月にノルウェーで行われる。
