KTN(テレビ長崎)では「長崎に生まれてくる子どもたちを祝福するプロジェクト」として、子育て支援事業「Lovebaby」を2017年度からスタートさせ、長崎に暮らす子育て世代を応援してきた。今回の番組は「新時代の子育て」をテーマに、特に男性の育児に注目した。(特番「応援!パパのリアル育児~新時代の子育て~」は3月29日放送)
男性の育休取得率が過去最高を更新中
今、男性の育児休業取得率が上昇している。

2023年度は全国で30.1%と、過去最高の取得率を達成している。(2023年度・厚生労働省「令和5年度雇用均等基本調査」)

2025年3月1日土曜日。SDGsと子育てを応援するKTNのイベント「ハルフェス」が開催され、多くの親子連れで賑わった。このハルフェスにスペシャルゲストとして登場したのが、3児のパパ・子育てインフルエンサーの木下ゆーきさん。

木下さんは、チャイルドカウンセラーの資格を持ち、SNS総フォロワー数が約200万人の人気を誇る。ユーチューブチャンネルのアパレル店員のおむつ替え動画シリーズなどがママに大バズリ中だ。

番組では木下さんとともに、長崎の子育ての今を通して感じたことや子育て術のコツなどを聞いた。まず木下さんには、子育て真っ最中の親たちに交流する機会をもってもらおうとイベントを開いたパパの活動を見てもらった。

仕事さえ頑張っていればいいと育児は妻に任せていた男性が一年間の育休取得を決意したが、育休中に大きな壁にぶつかることになる。
「育児は妻に。仕事さえ頑張っていれば」男性が1年間の育休を取得 幸せ絶頂期のはずが夫婦の衝突とすれ違いで…」https://www.fnn.jp/articles/-/671669
「泣いた…。どうしたらいいかわからなかった」長期育休を取得した男性が直面した現実https://www.fnn.jp/articles/-/671677
保育園からの着信に「う~っ!」木下流の子育て乗り切り術は
元シングルファーザーでもある木下さんも子育ての大変な時期を経験している。その中でも木下さんならではの乗りきり術も教えてくれた。
木下ゆーきさん:仕事と子育ての両立って本当に大変でした。シングルなので一番記憶に残っているのが子どもを保育園に預けて、仕事中に保育園から電話がかかってきて「熱が出たので迎えにきてください」って言われる。一回ならまだしも何日も続いたりするじゃないですか。職場の上司や同僚は行っておいでと言ってくれるがスマホに保育園の名前が表示されるのを見るだけで「う~っ!」ていう気持ちになっちゃう。だから途中でスマホ上での保育園の登録名を『新垣結衣』に変えていました。違うタイプのドキッと感を味わえるというか

木下さんが実践した子育て術はどれもすぐにできることが多い。好きなタレントやアイドルの名前などで登録すると保育園からの電話も怖くないかも?!
「悲惨な光景」はのちに「宝物」になるかも?!
そんなユニークな方法で大変な時期を乗り越えてきた木下さんから、「木下ゆーき流子育て術」を伝授してもらった。
木下ゆーきさん:子育てしていると悲惨な光景が目の前に広がることが多いですよね。離乳食を全部ぶちまけられるとか。ボックスティッシュを全部出されるとか。そういう悲惨な光景が広がった時にとりあえずスマホで一枚写真だけ撮っておく。スマホのアルバムで「悲惨な光景」というフォルダを作っておいて撮りだめておくと後々振り返った時にクスッと笑える画像が出てくるんですよ。
木下家の「悲惨な光景」も見せてくれた。

木下さんがスーパーマーケットから買って来た買い物袋を床に置いて他の家事をしていた時、ふと気がつくと子供がラップを破って生のイカを指でつんつんしていたという。その時木下さんは「何やってんの!」と思ったそうだが、とりあえずその様子をパシャリ。そして撮影から10年後、あることに気づいたという。

木下ゆーきさん:何気にアルバムを見返してこの写真を見た時に「イカ安いな・・・」ってことに気づける。「わー!!何やっているの!」となった時に、「わぁー!」という感情と「またアルバムに写真が増える」という喜びとがせめぎあって、イラっと感がおさまるので使えるテクニックかもしれない。
(後半「つい言っちゃう『あ~もうっ!』ネガティブな言葉をポジティブに変える子育て術を伝授」)
(テレビ長崎)