全国的に一気に暖かくなった3月21日、すっかりポカポカ陽気になったということで、関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」に出演した気象予報士の片平敦さんに、気になる天気の話題を解説してもらった。

片平敦さんは、
・来週は20度超え連発
・桜の開花
・今年の夏の暑さ
3つのポイントについて解説した。

■今週末から来週にかけ大阪では20度以上、東京では25日(火)に24度の予想
片平敦気象予報士:週間予報、大阪のものをご覧いただきますと、おととい、きのうは気温が低かった。それが週末から来週にかけて最高気温20度以上が続くポカポカ陽気です。

■花粉は「来週前半までが一番のピーク」
暖かくなると「怖い」と思う方もいるのが『花粉』だ。
片平敦気象予報士:日本気象協会の予想で、一番上の『極めて多い』という状況が、今週末から週明けにかけて各地で予想されています。来週前半までが一番のピークになっていて、そこからダラダラと減っていくんじゃないかというところです。

■桜の開花まであと数日
片平敦気象予報士:桜の開花予想はもう間近です。東京や宮崎はあさって23日、福岡や名古屋が24日、大阪や広島は25日とあと数日です。来週は暖かいですから、一気に桜の開花ラッシュになってきそうです。

■今年の夏も「猛暑になりそう」
この先の夏の暑さを、片平さんは「心配な暑さ」だと指摘した。
片平敦気象予報士:日本気象協会の予想する今の見通しですが、気温が高くて猛暑になりそうです。去年はダントツで、今までの記録上1位の暑さだったのですが、それに匹敵する暑さになってもおかしくはないです。
片平敦気象予報士:夏の前の梅雨、去年が遅かったこともあるのですが、梅雨入り・梅雨明けどちらも去年より早くなりそうだという予想です。梅雨明けに夏があっという間にやってきて、いきなり暑くなる。
片平敦気象予報士:夏の前半から海も暖かくなってきますから、台風も夏の前半から多く発生しそうです。
台風の大型化・強力化に対して、片平さんは注意を促した。
片平敦気象予報士:温暖化が進んで日本近海が暖かくなり、台風が強いままきてしまう懸念がある。台風の被害がでるものだと思って、早めに備えるのがいいと思います。

■暑さの目安?「アイスクリーム前線」
本格的に暑くなるのはいつごろなのか。目安ともいえる「アイスクリーム前線」について、片平さんが解説した。
片平敦気象予報士:早いところでは4月の半ばぐらいからだいぶ気温が高くなってきそうです。こちらご覧いただきたいのが、『アイスクリーム前線』というものを日本気象協会が出しています。
アイスクリームはいつ食べてもおいしいものだが、売り上げが伸び始める時期だという。
片平敦気象予報士:気温がある一定のところにくると、冷たいものを食べたくなるということで、大体22~3度ぐらいが目安と言われているんです。九州や西日本や東日本あたり、早いところでは4月上旬にアイスクリームの売り上げが伸びていくと。4月下旬にかけて各地に広がっていくだろうということです。
片平敦気象予報士:かき氷は30度を超えてくると売り上げが上がって、そうなるとクリーム系のものが実は伸び悩むんです。氷を食べたくなるというのもあるんです。
片平敦気象予報士:アイスクリーム、冷たいものという意味合いでは、来月から一気に売上も増えてきて、『暑い』と感じる方も出てくるのかなと思います。

片平敦気象予報士:来週の前半は結構気温が高く、東京は24度、大阪も22度ぐらいと、来週は春本番どころか、人によっては初夏を感じる、そんな気温になってくると思います。
今週末は行楽日和、お出かけ日和だといえそうだ。
(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!2025年3月21日放送)
