全国の土地取引価格の指標となる公示地価が発表され、全国平均が4年連続で上がり、バブル期以来の上昇率となりました。
1月1日時点の公示地価の全国平均は、住宅地がプラス2.1%、商業地はプラス3.9%、全用途ではプラス2.7%といずれも4年連続で上がりました。
上昇率も2024年より拡大し、バブル期以来の上昇率となっています。
全国で最も地価が高かったのは、19年連続となる東京・銀座の「山野楽器銀座本店」で1平方メートルあたり6050万円となっています。
また、上昇率が最も高かった住宅地は北海道富良野市で、外国人による別荘などの需要の高まりから2024年から31.3%上昇しました。
商業地では北海道千歳市の上昇率が最も高く、半導体メーカーの進出を受け48.8%と大きく上昇しました。
住宅地の変動率トップ10は以下の通り
(※金額は1㎡当たりの公示価格)
1位 北海道・富良野-4 31.3% 6万5000円
2位 長野・白馬-1 29.6% 2万600円
3位 沖縄・宮古島-6 23.1% 1万3300円
4位 北海道・千歳-19 22.9% 9万4000円
5位 熊本・合志-6 21.7% 3万5300円
6位 長野・野沢温泉-1 20.9% 2万7800円
7位 沖縄・石垣-3 20.3% 6万8800円
8位 沖縄・石垣-2 19.3% 6万9900円
9位 福岡・福岡東-42 19.3% 36万5000円
10位 東京・目黒-8 18.9% 208万円
商業地の変動率トップ10は以下の通り
1位 北海道・千歳5-4 48.8% 12万8000円
2位 北海道・千歳5-3 42.9% 17万円
3位 北海道・千歳5-2 36.8% 10万4000円
4位 長野県・白馬5-1 33.0% 2万9800円
5位 東京・渋谷5-13 32.7% 345万円
6位 熊本・菊陽5-1 30.9% 12万5000円
7位 東京・台東5-4 29.0% 717万円
8位 岐阜・高山5-1 28.8% 42万5000円
9位 東京・台東5-5 25.9% 258万円
10位 東京・渋谷5-9 24.3% 184万円
三大都市圏の住宅地最高価格
東京圏 港-4 590万円/㎡
大阪圏 大阪福島ー7 135万円/㎡
名古屋圏 名古屋市中ー2 195万円/㎡
三大都市圏の商業地最高価格
東京圏 中央5-22 6050万円/㎡
大阪圏 大阪北5-28 2430万円/㎡
名古屋圏 名古屋中村5-2 1950万円/㎡