大規模な山林火災が続く岩手県大船渡市では、火の勢いが弱まり、市は一部の地域について避難指示の解除を検討しています。

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5日午前11時半すぎの大船渡市の越喜来(おきらい)地区です。4日までこちらからも甫嶺(ほれい)地区に迫る山火事の様子が確認できましたが、5日から降り続いた雨の後は煙が見えなくなっています。

一方、綾里小石浜漁港周辺は低い雲が立ち込めていますが、山から煙は発生していないように見えます。

大船渡市によりますと、2月26日に発生した火災による焼失面積は、6日午前6時時点で約2900ヘクタールで、延焼の拡大は確認されませんでした。

住民:
きのうの雨が何よりのごちそうだった。ひと安心じゃない、ここまできたら。

また、市は午前11時頃の会見で、赤崎町の一部で避難指示の解除を検討していると明らかにしました。具体的な解除の時期は「未定」としています。

大船渡市では、夕方ごろから再び雨の予報となっていて、鎮火への期待が高まっています。

FNN
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