岡山県にある江戸時代前期の甲冑など5件が新たに県指定の重要文化財に指定されることになりました。
新たに県の重要文化財に指定される甲冑は、旧岡山藩主の池田家に伝わる江戸時代前期のものです。機能性を重視して装飾性を抑えつつ漆塗りや金物の彫金などが施されています。現在は林原美術館に所蔵されていて、この時期の大名、藩主クラスの甲冑は全国的にも例が少なく保存状態も極めて良好な点が評価されました。
その他、岡山市の吉備津彦神社の渡殿や釣殿など6棟、総社市の緑山古墳群の3基、浅口市の龍城院庭園、高梁市の夫婦岩の合わせて5件が指定されます。
県指定重要文化財は今回で512件となり、3月中旬の県公報告示を経て正式に指定されます。