アメリカ映画の祭典、「第97回アカデミー賞」が2日、ロサンゼルスで発表され、注目の作品賞はロシア系アメリカ人の若いストリップダンサーを描いた「Anora アノーラ」が選ばれましたノミネートされていた日本の3作品は受賞を逃しました。
アカデミー賞の授賞式はロサンゼルスで行われ、山火事の消火活動に携わった消防関係者が舞台に立ち、大きな喝采を浴びました。
また、伝説的シリーズ「007」に敬意を表したパフォーマンスが行われ、BLACKPINKのLISAがボンド映画の名曲「Live and Let Die」を披露しました。
「Anora アノーラ」はニューヨークでストリップダンサーをしながら暮らすアノーラがロシア人の御曹司と出会う身分違いの恋を描いた作品で、6部門にノミネートされていましたが、そのうち作品、監督、主演女優、脚本、編集の5部門で受賞しました。
日本からは短編ドキュメンタリー賞に山崎エマ監督の「Instruments of a Beating Heart(インストゥルメンツ・オブ・ア・ビーティング・ハート)」、長編ドキュメンタリー賞に伊藤詩織監督の「Black Box Diaries(ブラック・ボックス・ダイアリーズ)」、短編アニメ賞に西尾大介監督の「あめだま」がノミネートされていましたが、受賞を逃しました。
【主な賞】
脚本賞 ショーン・ベイカー(「Anora アノーラ」)
主演男優賞 エイドリアン・ブロディ(「ブルータリスト」)
監督賞 ショーン・ベイカー(「Anora アノーラ」)
主演女優賞 マイキー・マディソン(「Anora アノーラ」)
作品賞 「Anora アノーラ」
写真クレジット:Phil McCarten / The Academy