バレーボール「大同生命SVリーグ」で戦う岡山シーガルズ。シーズンも後半戦に突入する中、2024-25シーズン、若手中心のチームをけん引する2人のキャプテンと若きエースの思いに迫りました。
(岡山シーガルズ 18 OH 金田修佳選手)
「チームとしてレベルが上がってきているのを実感しているので、楽しみでもあり、刺激になっている」
こう語るのは岡山シーガルズ11年目、2024-25シーズンのキャプテンを担う金田修佳選手(28)。硬軟織り交ぜた多彩なスパイクが武器のアウトサイドヒッターです。
(金田修佳選手)
「肩の柔らかさを生かしたスパイクや、誰もが上がらないと思ったボールに対する強さは誰にも負けない」
シーガルズは2024年5月、国内3大大会の一つ「黒鷲旗」で初優勝し、金田選手はベスト6に2年連続で選出。この大会でベテランの川島亜依美選手と宮下遥選手が引退し、金田選手は若手中心となったチームをけん引します。
(金田修佳選手)
「始まった当初は不安な気持ちも多かったが、それ以上に後輩たちが前向きに成長していこうとする姿を見て、私の背中を見て後輩たちがついて来てくれたらうれしい」
チームにはキャプテンがもう一人。金田選手と同期の宇賀神みずき選手(28)です。176センチの高身長が武器のセッターで今シーズンは二番手として出場することが多いですが、プレーを見て感じたことを若い選手に伝え、チームを支えています。
(岡山シーガルズ 5 Se 宇賀神みずき選手)
「途中で入るときはチームが苦しい場面や競った場面が多いと思うので、少しでも流れを変えられたらとコートに入る。自分ができることをやっていこうという思い」
若手の台頭も光ります。中でも、22歳のアウトサイドヒッター中本柚朱選手。2024-25シーズン、1試合の平均得点がチームトップ。エースとして成長を遂げています。
(岡山シーガルズ 33 OH 中本柚朱選手)
「昨シーズンよりは決める方法が分かってきたので決まりやすくなった。ラリー中に自分で拾って 攻撃に参加するのが一番の武器」
世界最高峰のリーグを目指し2024-25シーズン、新たに生まれ変わった「大同生命SVリーグ」現在12位ながら8位以内のチャンピオンシップ進出を目指すシーガルズ、若手の成長が上位進出のカギを握ります。
(岡山シーガルズ 河本昭義監督)
「若手の調子の良い人が先輩にどれだけ良い気を送れるか、チャンスでベンチと選手が一体になれるか(が大事)」
シーガルズは2月22日からホーム2連戦、リーグ2連覇中の女王、NECレッドロケッツ川崎を迎え撃ちます。