兵庫県の斎藤知事の疑惑を調べる百条委員会の委員で維新の県議が、非公開の音声データを、NHK党の立花孝志党首に提供したことが分かった。
■【動画で見る】維新・増山県議が非公開の音声データを立花氏に提供 百条委委員は辞任の意向

斎藤知事の疑惑に関する告発文書を調べる百条委員会では去年10月、知事選への影響を配慮して非公開で証人尋問が行われた。

しかし、NHK党の立花孝志党首が尋問中の音声データをSNS上に公開。 音声には片山元副知事が告発者の私的な情報に触れた時に、奥谷委員長が遮る場面が含まれていた。
■増山誠県議が配信番組で「立花氏に提供した」
これについて19日夜、委員の1人で維新の増山誠県議が、配信番組で「立花氏に提供した」と明かした。

増山県議は「県民が事実を知るべきと思った」とした一方、「ルールを破った」として委員を辞任する考えだ。
■百条委の副委員長・岸口県議も委員を辞任する意向
さらに百条委員会の副委員長を務める維新の岸口実県議が、立花党首に対して「元県議が知事失職の黒幕」と書かれた文書を手渡されていた場に同席していたことが分かった。

岸口県議も委員を退く意向を示している。
(関西テレビ 2025年2月20日)