地下水保全活動に取り組む企業を表彰する『地下水保全顕彰制度』の表彰式が2月14日に行われ、水田湛水事業に継続して取り組む熊本市北区の製薬会社・KMバイオロジクスが最優秀グランプリに選ばれた。
最優秀グランプリにKMバイオロジクス
公益財団法人・くまもと地下水財団が行っている『地下水保全顕彰制度』。ゴールドに認定された企業・団体の中から3年に1度、最優秀グランプリを選定している。

今回、最優秀グランプリに選ばれたのはKMバイオロジクスで、表彰式では財団の理事長を務める大西一史熊本市長が「地下水保全の模範となるリーダーとして、取り組みを続けてください」と述べ、KMバイオロジクスの永里敏秋社長に賞状などを手渡した。
使う水の倍の量を地下へ返す取り組み
KMバイオロジクスは、白川中流域で水田に水を張って地下水を涵養する水田湛水事業を続け、菊池研究所内での緑を守る取り組みなどが評価されたという。

永里社長は「現在、年間で水田の湛水量は120万トンになる。熊本の4事業所から汲み上げる水の200%に相当する。今後もサステナブルに自然環境の保護活動に取り組むことを誓う」と述べた。

このほか、今年度は地下水保全教育に取り組む『セイブクリーン』がゴールド認定を受けるなど3つの企業が認定された。
(テレビ熊本)