2月16日、任期満了に伴う大分市議会議員選挙の投票と開票が行われ、44人の顔ぶれが決まった。国民民主党が初の議席を獲得している。
トップ当選を果たしたのは国民民主党・新人 大分市議会では今回初の議席獲得

投票と開票が16日行われた大分市議会議員選挙。9155票でトップ当選を果たしたのは国民民主党・新人の阿部邦彦さんだ。2024年の衆院選で大きく躍進した国民民主党。こうした追い風にも乗って大分市議会では今回初の議席獲得となった。
阿部邦彦さんは「みなさんの思いを地方から国政へとしっかり届けたい。その役を担いたいと思っている」と決意を述べた。
女性議員が倍増 新たな風も

今回の市議選には44の定数に対し54人が立候補。現職33人、元職2人、新人9人が当選した。
このうち女性は8人と改選前の4人から倍増している。
市議会に新たな風も吹きそうだ。2024年7月に設立された「地域政党おおいた。」は代表の衛藤延洋さんと直野里子さんの2人が議席を獲得した。

ーー衛藤延洋さん
「大分のことは大分で考えて、大分で決めていくんだという地域主権を訴えていたので、まずはそのことを理解してもらえたということで、うれしく思っている」
最年少27歳の候補者 初当選
また、27歳と候補者の中で最年少だった無所属・新人の大津将嘉さんも3391票で初当選。
ーー大津将嘉さん
「人生経験がまだ浅い部分もあるので、これから地域のみなさまも含めて、いろいろな意見をもらいながら一生懸命勉強して、この地元大分のために働かせてもらえればと思う」

一方、自民党は現職13人のうち、1人が落選し、引退を含めて改選前から3議席減らした。ただ、当選した無所属の新人の一部は自民党の会派に加わる見通しとなっている。
投票率は11回連続で過去最低を更新

投票率は42.37%と4年前の前回の選挙を3.81ポイント下回り、11回連続で過去最低を更新した。当選した44人の任期は3月10日から4年間となっている。
(テレビ大分)