スペインで目撃されたのは、目の前を通り過ぎた戦闘機が突然、体勢を崩し急降下しビーチへ向かって落ちていく恐怖の瞬間です。

この日、海岸ではスペイン最大級として知られる航空ショーが開催されていました。

多くの観客がビーチから空の祭典を楽しんでいます。

その時でした、戦闘機が回転して、逆さに。
そして、ふらふらとビーチへ向かってきたのです。

このまま観客たちのほうへ突っ込んでしまうのか。
会場が恐怖に包まれた次の瞬間、ギリギリのところで急上昇し撮影者の真上を通過していったのです。

あれは事故だったのか、それともショーの一環だったのか。
スペイン空軍は「パイロットは鶏の群れを発見し回避操作を行った」と説明しています。

何と飛行中に鳥の群れに遭遇。
わざと機体を回転し、鳥をよけて飛んでいたというのです。

まるで映画「トップガン」さながらのプロフェッショナルな操縦で、観客たちの安全は守られたのでした。