大分県大分市の自宅に2024年、母親の遺体を遺棄した罪などに問われている男に検察は8日懲役2年6か月を求刑しました。

死体遺棄と詐欺の罪に問われているのは大分市の無職小野忠浩被告57歳です。

起訴状などによりますと小野被告は2024年10月、母親のスマ子さん93歳の遺体を自宅の床下に遺棄しその後、年金を不正受給した罪に問われています。

8日開かれた裁判で検察側は「被告は自分が生活出来なくなってしまうため、 母親の遺体を隠して年金をもらい続けることを決意し犯行に及んだ」などと指摘し懲役2年6か月を求刑しました。

一方、弁護側は「母親の死後、弔いの気持ちを持って定期的に線香をあげていた」などとして寛大な判決を求めました。判決は9月5日に言い渡されます。

テレビ大分
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