不漁が続き「高嶺の花」に…“旬?”の高騰サンマを追う

秋の味覚、庶民の味といわれるサンマだが、2020年も大不漁で高嶺の花となりそうだ。
その一方で、スーパーをのぞくと普段はなかなか手が出せない高級魚介類がお買い得に…一体なぜなのか取材した。

街なかで新鮮な魚が食べられると人気の居酒屋。この時期、人気の日替わりランチの定番はサンマの塩焼きだが…

料理長:
お出ししたいのですが、あまりにも高騰しすぎてお出しできない

通常なら旬を迎えるサンマが食べられない。その理由は、過去に例がないほどの不漁だ。

9月4日、名古屋中央卸売市場で行われたサンマの競りの様子。

2020年のサンマは、小ぶりで痩せたものが多いという。

それでも落札価格は2キロで4000円から1万円。1尾あたりで計算すると150円から1000円だ。

サンマの競りの担当者:
今日は240ケースぐらいです。多い時は3000~4000入りますから、量としては非常に少ない状態です。(水揚げ量は)去年が過去最低の記録を出しているんですけど、このままいくと更新するかなと思います

近年、海水温の上昇が理由で不漁が続くサンマ。

名古屋の大須にあるスーパーでも…

リポート:
ありましたよ、サンマ。大きいもの1尾で780円!これはちょっと高いですね

こちらのスーパーは安さが自慢だが、3年前なら1尾100円ほどで売られることもあるサンマが、この日は税込みで843円に!

買い物客:
買えません。主人がサンマ大好きなので、主人だけサンマをつけるとかありましたけど、そんなに高くては買えませんね

別の買い物客:
食べられません、年金生活には。旬のものはいただきたいなと思いますけど

庶民の味が、いつの間にか「高嶺の花」に。

しかしサンマ高騰の一方で、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた需要減などにより、逆に高級魚などの価格が低下。

取材したスーパーでは、サザエ100グラムが税込みで106円!

普段なら店に並ばないアワビが、100グラム430円で店頭に。

さらにタイに至っては「2尾で843円」と、サンマ1尾と同じ値段で販売されていた。

スーパーの担当者:
タイじゃないです。タイが大衆魚になっちゃいました。コロナの影響で飲食店の方が使われない、また外で外食される方が少ないということで、安くしないと売れないという感じで安くなっています

サンマについて、名古屋中央卸売市場によると、海水温が下がりはじめるこれから、漁獲量も徐々に増え値段も落ち付く見込みだが、もうしばらくは我慢が必要とのことだった。

(東海テレビ)