山形県新庄市の市街地でクマが出没し、消防団員などによる緊迫した捕獲劇の様子がカメラに捉えられた。市街地から公園に移動したクマを一晩中警戒するも、翌朝には住宅街に出没。約130人がかりで追い詰めて麻酔銃を発射。出没から約20時間後、クマは捕獲され、山に返されたという。
体長1mのクマが市街地を闊歩
山形県新庄市で2月1日、クマの目撃情報が相次いだのは、市の中心部にある中学校周辺だ。

クマと遭遇した消防団員は、「ここを駆け抜けていったんですよね。ダカダカ走って…」と話す。

クマは体長1mほどの成獣で、市街地から公園に移動。

警察と消防の車両が各地に配置され、周囲を封鎖。
さらにワナを仕掛けるなどして、捕獲を試みる。

夜8時過ぎ、一カ所にとどまっていたクマが再び動き始めた。

「光ってる!あ!動いた!」「クマ動いた!そっちいる!そっち側注意して!」と消防団員の声が響き、一晩中、公園内を動き回るクマに警戒は続いた。
苦戦の末に…ついにクマ捕獲!
しかし翌朝、クマは公園を飛び出し、住宅街に現われた。

包囲する消防や猟友会などの数m前にクマが迫る中、約130人がかりで追い詰めて麻酔銃を発射。

麻酔銃を撃った獣医師は“OKサイン”を出した。

クマは出没から約20時間後、ようやく捕獲された。
人や建物に被害はなく、クマは猟友会によって山に返されたという。
(「イット!」 2月3日放送より)
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