兵庫県の斎藤知事に関わる疑惑を調査してきた元県議会議員の竹内英明さん(50)が死亡していたことを受けて、斎藤知事は「痛恨の極み」と述べたうえで、SNS上でのNHK党の立花氏の発言について「知らない」とする見解を述べた。

■斎藤知事の疑惑 百条委で追及の元議員が死亡 自殺とみられる

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竹内英明さん(50)は斎藤知事の疑惑を調査する県議会の百条委員会の委員を務めていたが、去年、ネット上での激しい中傷などを理由に議員を辞職していた。 関係者によると18日、竹内さんが自宅でぐったりしている状態で発見され、死亡が確認された。 自殺とみられる。

■立花氏の発言 捜査関係者が否定

また、知事選に立候補していたNHK党の立花孝志党首は、19日、YouTubeで「竹内元県議は警察に逮捕されるのが怖くて命を絶った」などと発言したが、捜査関係者によると、逮捕の予定はなかったと発言を否定している。

■「痛恨の極み」と斎藤知事

竹内さんが亡くなったこと受けて、20日午前に囲み取材に応じた斎藤知事は「痛恨の極み」と述べたうえで、自身を知事選で応援していたNHKから国民を守る党の立花党首のSNS上での発言について「詳細は見ていない」と語った。

斎藤知事:大変ショックを受けております。心からお悔やみを申し上げます。竹内先生とは知事と議会という車の両輪として議論を交わさせていただきました。この度、50歳という若さでお亡くなりになられたことについては、痛恨の極みだという風に思っております。

■知事選に立候補 自身を応援した立花氏のSNSでの発言「見ていない」と斎藤知事

Q.斎藤知事を知事選で応援していたNHK党の立花さんのSNS上の言動がきっかけとなって、今回中傷が広がったという面があると思うが、立花さんのSNS上での言動について知事はどう受け止めているか?

斎藤知事:私は立花さんのSNSの詳細は拝見しておりませんので、あとは個人としての発信、そして政治に携わられる方への発信でもありますけれども、まぁやはりSNSというものはそれぞれが理性的に運用されるということが大事だと思っています。

Q.もっと直接的に立花さんやネットでの誹謗中傷に対して、しっかりリアクションをとったり「やめてほしい」と言ったり、メッセージはないのか?

斎藤知事:これまでから、今までも申し上げている通り、SNSについては、誹謗中傷や人を傷つけるような運用というのは、よくないと申し上げていますので、それをこれからもしっかり伝えていくと、条例制定なども通じてそういった仕組みづくりも含めて、これからも県民の皆さんに伝えていきたいと思っています。

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