カニのカゴ漁を営む山形・鶴岡市の会社が、地元の温泉と共同で紅ズワイガニの新たなブランドを立ち上げた。先にブランド化されているズワイガニに比べ、安価で漁の期間が長くほぼ1年を通じて提供できるという。

持続可能なカゴ漁とおいしさをPR

新たなブランドは、鶴岡市の加茂港を拠点に県内で唯一、紅ズワイガニのカゴ漁を営む「株式会社協和丸」と、湯野浜温泉が共同で立ち上げた。

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新ブランドのネーミングは「天喜紅蟹(てんぎのべにかに)」に決定。

カゴを使う持続可能な漁法と味や品質の高さを広くPRするのがねらいで、名前は湯野浜の沈む夕日や平安時代の天喜年間に開湯した伝説に由来する。

1月14日、発表会に合わせ「天喜紅蟹」を使った料理が振る舞われ、出席した人が舌鼓を打った。

紅ズワイガニは、ズワイガニに比べ安価で漁の期間が長い
紅ズワイガニは、ズワイガニに比べ安価で漁の期間が長い

紅ズワイガニは、「庄内北前ガニ」として先にブランド化されているズワイガニに比べ、安価で漁の期間が長くほぼ1年を通じて提供できるという。

試食した人は「甘みがある。ブランド化することで、湯野浜温泉がカニで有名になることを希望している」と話した。

試食会で振る舞われた料理は紅ズワイガニがたっぷり
試食会で振る舞われた料理は紅ズワイガニがたっぷり

「天喜紅蟹」は禁漁期間明けの2025年4月から、湯野浜温泉の宿泊施設などで本格的に提供が始まる。

(さくらんぼテレビ)

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