神社の数が日本一の新潟に御利益があるのか…2024年12月31日に当選番号が発表された年末ジャンボ宝くじ。今回は1等前後賞あわせて最大10億円となっていたが、その1等前後賞が新潟県長岡市の宝くじ売り場で出たことが分かった。新潟県内の宝くじ売り場で年末ジャンボの1等が出るのは、何とこれで3年連続となった。
“年末ジャンボ1等”3年連続で新潟県内の売り場から!
2024年12月31日に当選結果が発表された年末ジャンボ宝くじ。

今回は1等7億円、前後賞含めると最大10億円となり、新潟市の宝くじ売り場でも大きな夢を抱いて、初日から宝くじを購入する人の姿が多く見られた。
そして、この年末ジャンボ宝くじの高額当選売り場が確定し、新潟県長岡市の『長岡イオンチャンスセンター』で1等前後賞あわせて10億円の当選と、妙高市の『新井チャンスセンター』で年末ジャンボミニの1等前後賞あわせて5000万円の当たりが出たことが分かった。

新潟県内の売り場で1等が出るのは、これで3年連続だ。
2023年は五泉市の五泉キューピットチャンスセンターで、年末ジャンボ1等後賞8億5000万円の当選が。
2022年は新潟市東区のパワー河渡コメリチャンスセンターで、年末ジャンボの1等後賞8億5000万円の当選が出ている。
“神社の数”日本一の新潟県
この相次ぐ高額当選に影響しているのか…実は、新潟県は神社の数が日本一多い。

2024年度末時点で、全国には約8万社の神社があるが、新潟県の神社数は約4700社で2位の兵庫県に800社以上多い。
では、なぜ新潟県は神社の数が日本一多いのか、新潟県神社庁に話を聞くと、次の2つの理由を挙げていた。
神社が多い理由「日本一の人口」と「進まなかった統合」
1つ目が新潟県の人口が日本一だったということだ。

明治時代、人口が日本で一番多かった新潟県。明治21年の人口は新潟県が約166万人、次いで兵庫県の151万人で、東京は4位だった。
当時は、集落に1つ神社をつくる風習があったということで、人口も多く集落の数も多かった新潟に多くの神社がつくられたと見られている。
もう一つの理由は、神社の統合が進まなかったということだ。

明治政府が神社の統合を各都道府県に呼びかけたのだが、当時の新潟県は他県ほど強力に統合を推し進めなかったそう。
この理由については、はっきりと分かっていないが、新潟県に神社数が多いのはこうした背景があると考えられている。
日本一神社の多い新潟で起きている宝くじの高額当選!今回当選が出た長岡イオンチャンスセンターにも神棚が置かれていて、当選祈願やお札のお祀りをしているという。

2025年も高額当選が新潟から出るのか、注目だ。
(NST新潟総合テレビ)