女性職員へのセクハラで辞職した福岡・田川市の村上卓哉前市長(55)が、自身の辞職を受けた7月の市長選への出馬を表明した。

4つの行為についてセクハラと認定

6月11日午後、田川市役所で会見した村上前市長。7月12日に投開票される市長選に無所属で立候補すると表明した。

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村上前市長を巡っては、秘書だった女性職員に対して公用車のなかで手を握ったことやその後の性行為など4つの行為について市の第三者委員会が5月、セクハラと認定した。

村上前市長は「市政の混乱と停滞を避けたい」として5月31日付で辞職していたが、一定の“けじめ”を付けたとして出直し選挙で市民に信を問う構えだ。

「総合的に有権者がどう判断するか」

Q・けじめをつけて辞職して、出直し選に出馬しないという選択肢もあったと思うが、どのような思いで出馬するのか。

▼村上卓哉 前市長「本当に多くのご意見を頂いた。一旦、辞職というかたちで一定のけじめをつけたところだが、有権者の皆さんにさまざまな意見を頂いたので『もう一度審判を仰ぐ』ということで出馬を決意した」

Q・セクハラ認定された内容について審判を仰ぐということなのか、問題を起こしたとはいえ3年間の村上市政に対する審判を仰ぎたいということなのか。

▼村上卓哉 前市長「そのどちらもということになるのかなと思う。私自身はこの3年間、取り組んできたことに関して、方向性として間違っているとは捉えていない。それと今回、私の辞職の原因になったことを総合的に有権者の皆さんがどう判断するかだと思う」

Q・自身は今もセクハラではなかったとの認識を持っているということか。

▼村上卓哉 前市長「第三者委員会の報告書について、私が何かを述べる立場にないと思っているし、90ページ弱ある報告書のなかの個別のことについて述べることは、また違った問題に繋がる可能性があるので、個別のことについては答えを差し控えたい」

Q・仮に当選したとすれば、辞職の原因となった当時の行動については、“みそぎ”が済むという考えか。

▼村上卓哉 前市長「いろいろなところで“みそぎ”という言葉が使われるが、その時点で一定の区切りはつくが、そこで終わるというものかと言われると、私は、ちょっと違うんじゃないかと思う。再選を果たしたとして、それ以降の私の行動、政策、結果、全てで信頼回復が成し得たとすれば、“みそぎ”が済んだという評価に繋がってもいいとは思うが、選挙結果をもって直ちに“みそぎ”が終わったということではないと考えている」

「もう二度と同じような過ちを犯さない」

Q・セクハラ被害を訴えた女性からすると、一度、辞めた市長が再選して戻って来る可能性もあるが、そのときの女性の思いについてどのように考えているか。

▼村上卓哉 前市長「私自身はもう二度と同じような過ちを犯さないし、第三者委員会の報告書でも役所の風土として窓口などがあっても、なかなか声を上げにくいという問題があったのではないかとご指摘も頂いている。そういったところをしっかり改善して同様の問題が起こらないような仕組みを構築していくこともひとつの責任と考えている」

Q・“けじめ”とは、改めてどういう意味か。

▼村上卓哉 前市長「多くの批判もある反面、ここで折れずにもう一度立ち上がってくれという背中を押すような言葉も多くあった。期待している市民が一定数いると肌に伝わった時点で、何らかのかたちで答えを出すとすれば、それは市民に信を問うという選挙の結果で説明に代えるという思い、それを“けじめ”と表現した」

田川市長選にはこのほか、元塾経営者の浦野仁さん(30)、前県議の佐々木允さん(45)、元田川市長の二場公人さん(69)が立候補を表明している。

(テレビ西日本)

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