埼玉県蓮田市にある工房「曽和製作所薪ストーブ工房樵焚炉」では、今では珍しくなった「一品ものの薪ストーブ」が作られている。
使われなくなった工作機械を分解し、取り出した鋳物を使って作られる世界に1台だけの薪ストーブ。もとの機械の形状によって、その形、デザインは大きく変わってくる。
この工房では、一つとして同じものは生まれない。
「最初から一品物を作ろうとしたわけではなくて、元の原型を活かして作ることによって、それが一品ものになるのです」と笑顔で語るのは、この工房の代表・曽和靖夫さん。
こだわりを持った「職人気質」というよりは、新しいものを作り出す、わくわくした感情がにじみ出ている様な人柄だ。
※FNNプライムオンラインのYouTubeチャンネル「報道カメラマンの動画」で、2021/09/15に配信されたものです。